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観劇記録は筆が進まず苦労したが、
今回はスラスラとwww
かなりぶっちゃけてるので、閲覧注意。
それでも読まれる方は、折りたたみにしておくので
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「愛は死なず」というタイトルが付きながら、
誰も報われていない。
そして、それは本当に愛情なのか?と突っ込みたい。
英語の love と like はわかりやすい。
桔梗屋信玄餅は like
息子は love。
でも日本語の 愛 と 好き は難しい。
旦那に「大好き」とは平気で言えても「愛してる」は
照れる、重い、その他何か色々。
そもそも私が 愛 について考えてみたところ、
「相手への好意」だけでなく、
「相手を思いやること」が重要であるとの結論に達した。
そうした上で『納豆ダイスキー(※意訳)』を見てみると、
クリスティーヌがグスタフに抱く愛情(母性)以外、
他の登場人物に 愛 を感じない。
ファントムがクリスに抱く愛情?
自分の曲をクリスに歌って貰いたいだけだろ。
しかも1曲だけで良いからって。
クリスがファントムに抱く愛情?
ラウルとの結婚前夜に、覚悟を決めてファントムの元へ走ったが
翌朝には置いてけぼり。
女としてのプライドがあるなら、そんな奴願い下げじゃ!
ただ、自分の音楽の限界を超えた未知の世界に連れて行って貰えるとかゆーヤツでは?
そもそも、お前は一児の母だろ。
趣味(音楽)>息子というのが私には理解できん。
ラウル&クリス夫婦の愛情?
1曲歌わなければ息子が取られる。
歌わなければ借金チャラにして、今後ファントムに付きまとわれない。
夫婦なのに重要な事が話し合われていませんよ。
つまり隠し事の多い夫婦。お互いを信頼してないんじゃない?
ラウルとグスタフ。
息子が「パパは僕の事嫌いなの?」って言ってますよ。
ファントムがジリー母娘に抱く感情も良くわからないし。
マダム・ジリーがファントムに尽くすのも何なんだろう?
彼の持つ芸術性の一番の理解者ってやつ?
それとも食いっぱぐれないため?
あとメグがファントムに抱く感情も愛情とは思えない。
弟子が師匠に評価してもらいたいという奴で、
恋人関係になりたいとは感じない。
作中、一方通行な思いばかり。
唯一私が作中に「相手を思いやる」感情を感じたのは
<心で見つめて>のクリスがグスタフに抱く母性のみだった。
でも、このシーンだけ。
昨年、私が子宮外妊娠になったとき怖かったよ。
日中息子と2人だけの時に卵管破裂したらと思ったら、本当に怖かったよ。
色々な事が出来るようになったとは言え、まだ2歳だから
一人ではトイレはできない、着替えられない、ご飯の用意も出来ない。
旦那が職場から駆けつけても最低1時間強。
最悪、息子を連れて救急車で運ばれる事になっても良いように
首からかける社員証みたいなケースに、
息子の分の病院診察券と旦那名刺を入れた物を準備してあった。
「せっかく妊娠したのに駄目だった」よりも、
「息子を残して死ねるか」と思ったよ。
これは私の場合なので、万人に当てはまるワケではないけど、
私が息子に抱く母性はこんなんだった。
なので、ファントムのマインドコントロールが上手なのかもしれないが、
フラフラするクリスにも共感できない。
「愛は死なず」
一体どれが 愛 なのデスカ?と思わずに居られないが、
好意的に解釈すれば、
母が子を思う気持ちは、母が死しても尚残る
と自分を納得させてみる。