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本日は1月2日に事務所の方と一緒に行ってきた歌舞伎話の続き。
今日は後半「身代座禅」について。
とりあえず長くなりそうなので・・・
【物凄く租借したあらすじ】 ※「身代座禅」
山陰右京(勘太郎)は遊女・花子にのぼせていた。しかし夫が好きなあまり、一時も放してくれない奥方・玉の井(愛之助)。花子に逢いたい右京は、このところ夢見が悪いので諸国へお参りの旅へと伝えるが、夫と離れたくない玉の井は聞こうとしない。なんとか頼み込んだ挙句、一晩屋敷で座禅をする事で妥協する。
すぐさま右京は太郎冠者(亀鶴)を呼び出し、事の次第と座禅の身代わりを伝える。太郎冠者に小袖をかぶせ外からは顔を見えなくさせた右京は、いそいそと花子の所へと出かけてゆく。
一晩でも離れるのが辛い玉の井は、耐えられず夫の様子を覗き見、太郎冠者と入れ替わっているのがバレてしまう。怒った玉の井は、右京の身代わりの身代わりとして、小袖をかぶり、座禅をする。
何も知らずに帰ってきた右京。そこにいるのが玉の井とも知らず、花子との一夜を仔細に語る。だが、右京が小袖をどかすと其処には嫉妬に燃える玉の井が。許しを請いつつ逃げる右京。。。
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勘太郎の踊り、演技力が全体にいきわたってた1幕。特に花子との一夜を語る場面は、一人で右京と花子を踊り分けるという代物。また、扇子1つでいろんな小道具を表現するなど、技量の見せ所な作品だと思う。
一方玉の井役の片岡愛之助。正直、女形だと顔が大きいせいか、不細工。でも、「怒った顔は鬼瓦」などの台詞から判断するに、これは狙ってなのだろう。普通に演じても面白そうな玉の井。でも今回の愛之助玉の井は、居るだけで笑を誘う。
上記右京の一人二役の踊りの場面では、嫉妬で地団駄を踏むが、それがなんともいじらしいと言うか・・・面白い。